オリジナルクーラーの4Wayタイプクリップのクーラー交換 サポート情報


本内容はIntelのCPUに付属するリテールクーラー
から、弊社オリジナルクーラーで採用する4Wayタイプのクーラーへの換装方法となります。


右の画像は
ソケット775/1366となるIntel CPU向けのクリップです。旧製品の場合、このクリップが775のみのものがございます。クリップの違いなどについてはこちら



775/1366対応クリップはスライドさせて
各ソケットへ取り付ける仕様になります。
右の画像のように外側にLGA1366、中心に1156
内側にLGA775という位置になるため、
クリップ側も取り付け時に下の画像のようにスライド
させて取り付けるようになります。

※クリップ側で各ソケットへの位置に固定することはできないので、
マザーボードへ取り付ける段階で位置を調整しながら
取り付けとなります。




今回の交換例となるのはPCケースに組み込まれたIntelのリテールクーラーです。



Intelのリテールクーラーの取り外しとなります。
LGA775、1156、1366のどのソケットタイプでも
プッシュピンを採用した取付け方法となっています。

プッシュピン固定されているものを取り外すには
プッシュピン上面に記載される矢印の方向へ
回転させる(90度ほど)と、固定状態が解除となります。構成環境や使用状況等では回すにはとても
硬い場合があったりするので、 画像のようにマイナスドライバーで回していただいたり、先細ペンチなどで
つまんで回していただくと簡単に外れたりします。











なお、プッシュピンをはずす場合は、対角線上の順番で
取り外してください。
片側からはずすと、CPUクーラーが傾き、取り外しにくいことや、CPU自身に傷をつけてしまうことがございます。

4箇所のプッシュピンを回して引っ張ることでCPUクーラーが外れます。 クーラーを完全に取り外す前に
クーラーのファンケーブルを抜いておきましょう。



クーラーを取り外していただいたら、
CPUの上にグリスの跡が残っていることがございますので
ティッシュなどでふき取りましょう。
使用状況によっては、グリスなどが固化してふき取りにくいことがありますので、シンナーやアルコール類をティッシュにつけてふき取ると比較的に簡単にふき取りができます。

※シンナーアルコール類のつけすぎにはご注意ください。 CPU上面以外の場所まで濡れてしまうと、ショートしてしまい、危機の破損の原因になります。



今回、換装するクーラーは忍者弐を使います。

CPUクーラー換装時に限った内容ではございませんが
マザーボード上の突起物や、クーラーのフィンなどで
怪我をしやすいことが多いので、作業を行う際は
手袋しての作業を推奨します。



まずはクーラーの底面保護フィルターをはずします。



775/1366クリップを準備します。

右の写真のように引き抜かれた状態にしてプッシュピンの矢印と逆方向に回します。
これを4箇所のプッシュピンに対して行います。


そして、775/1366クリップの取り付けとなります。
4箇所をネジ止めします。



クリップの取り付けが終りましたら、
今度はグリスを塗布します。

グリスはCPUとCPUクーラーの密着を良くするものなので
薄すぎず、厚すぎずというのが理想となりますが

グリスを厚く塗布してしまった場合は
CPUクーラーを乗せたときにグリスがはみ出てしまい、CPU上もしくはマザーボード上でショートしまう事故の原因になります。



次にクーラーを乗せます。

クーラーを乗せたら、プッシュピンをマザーボードの取り付け穴(スルーホール)に位置を合わせます。

ケース内で作業を行うと下の画像のように小型クーラーであれば設置が容易なことがございますが
今回の忍者弐の場合はプッシュピンまで
指が届かない場合がございます。
こういった場合は、無理をせずにマザーボードをケースの外にだして、安全にCPUクーラーを固定してください。




ケースより、マザーボードを取り外したら
より安全にCPUクーラーを取り付けるため、
片手でクーラーを押さえてプッシュピンを押込みましょう。
これを4箇所行うことになりますが、止める順序としては
最初に取り外した時の順番のように、対角線上に取り付けます。





プッシュピンを押したらカチリという音で固定されます。
固定されたとき裏面で画像のようにプッシュピンの突起物がしっかりはまっていることをご確認ください。




次にファンの取り付けになります。
忍者弐の場合は、任意で4方向好きな方向へ取り付けが可能です。
また、ファンの取り付け位置が上下へ移動することができます。画像のように
メモリにぶつかるようでしたら、少しもちあげての装着も可能ということになります。


最後にケースに収納すれば完成となりますが、
ケースへ収納する直前にATX12Vコネクタ(4pin)を接続しておきましょう。今回使用するマザーボードだけでなく、
ほとんどのマザーボードがCPUの近くにATX12Vコネクタが存在しているため、大型CPUクーラーを取り付けると
非常にATX12Vコネクタが取り付けにくい場合がございます。



マザーボードをケースに戻して、各種ケーブルを
取り付けなおしていただければ作業完了となります。

 

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